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「古典の日」からとっておきの情報や
こぼれ話などをお届けします。
古典の日絵巻 第十巻:京の美を担う次世代の作家たち
古典の日絵巻「第十巻:京の美を担う次世代の作家たち」をお届けいたします。
今年度は12回に亘り、それぞれのジャンルで活躍される作家の皆さんから、ものづくりやお仕事にかける想いを綴っていただきます。伝統と先端の間に立って挑戦し、誕生するものとは一体どのようなものでしょうか。作家の皆さんの手によって誕生するまでの知っているようで、知られなかった世界をお話いただきます。
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3月 江里 朋子 截金作家
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2月 平井 恭子 木版画摺師
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1月 羽田 登喜 染色工芸家
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12月 種田 真紀 絵付師
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11月 山本 茜 截金ガラス作家
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10月 八木 隆裕 茶筒職人
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9月 青山洋子 和菓子職人
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8月 杉本晃則 塗師・島本恵未 蒔絵師
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7月 小倉智恵美 竹工芸作家
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6月 伊東庄五郎 御所人形師
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5月 諏訪蘇山 陶芸家
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4月 吉岡更紗 染色家
第9回
種田 真紀(おいだ まき) 絵付師
1978年 岐阜に生まれる
2008年 京都伝統工芸大学校卒業
山本芳岳氏に師事、主に上絵全般の技法を習う
2013年 独立
2015年 高島屋京都店にて個展(2017年、2020年)
2016年 高島屋岐阜店にて個展(2018年、2021年)
2019年 延寿堂ギャラリーソフォラにて個展(2021年)
2021年 高島屋横浜店にて個展
他百貨店、ギャラリーにて企画展に参加
現在、京都市東山区の共同工房にて制作
それから赤絵細描の作品を制作している工房を調べ、工房見学をさせてもらい、改めて技術のすごさを知ってますますやりたくなりました。幸運にも一番初めに伺った山本芳岳先生の所に弟子入りできることになり、5年間赤絵細描などの上絵技法を教えて頂きました。
日常で気軽に使って貰えるよう赤と余白の白のバランスを大切にしています。
素地に墨で割をとってフリーハンドで描いていきます。
上部写真の完成した物。
2年半かけて定番になった豆豆皿