「四季草花草虫図屏風」(蝶・蜻蛉)鈴木其一「春秋草木図屏風」

俵屋宗達「双犬図」※作品画像はすべて部分、細見美術館蔵

朗読コンテストRecitation

第12回「古典の日」朗読コンテスト(2020年)

 

受賞者のご紹介


大賞の2名は、去る11月1日に開催いたしました「古典の日フォーラム2020」~『源氏物語』の世界をよむ~で朗読を発表されました。

■当日の様子

<大賞>
【一般部門】 北村 優美子(京都府) 【中学・高校生部門】 橋本 夏果
(和歌山県・和歌山県立桐蔭高等学校 3年生)

 

■特別賞の皆様のご紹介 賞状を受け取られた受賞者の皆様に、写真をご提供いただきました。
<特別賞>

文部科学大臣賞 當山 得美子(兵庫県) 京都府知事賞 余田 順子(大阪府)
京都市長賞 金尾 信子(大阪府) 宇治市長賞 今井 悦子(京都府)
京都商工会議所会頭賞 西澤 美子(大阪府) 古典の日推進委員会中学生奨励賞 古賀 美希
(長崎県・長崎県立諫早高等学校附属中学校 2年生)

受賞者の皆様、素敵なお写真をありがとうございます。来年は、最終審査会及び表彰式を開催する予定で準備を進めております。例年通り4月中旬から下旬ごろに課題を発表予定としております。お楽しみにお待ちいただき、多くの皆様からのご応募をお待ちしております。

 

 

第12回古典の日朗読コンテスト受賞者発表


今年はコロナ禍の中、皆さんから応募していただけるのか、とても心配をしておりましたが、例年とかわることなく【一般部門】 191名 【中学・高校生部門】 235名 合計 426名の応募がありました。沢山のご応募ありがとうございました。

一般部門 中学・高校生部門 合計
中学生 高校生
桐壺 34名 25名 27名 86名
若紫 49名 23名 23名 95名
紅葉賀 38名 25名 12名 75名
初音 24名 18名 21名 63名
御法 46名 31名 30名 107名
合計 191名 122名 113名 426名

今年の課題は、定家本「若紫」の新発見を記念し、平安文学研究者の山本淳子先生に『源氏物語』から5個所を選出いただきました。本来であれば公開最終審査会を開催し受賞者を決定、表彰式を行っておりましたが、今年は大変残念ではありますが諸事情により中止とさせていただきました。大賞の2名のみ11月1日開催の「古典の日フォーラム2020~『源氏物語』の世界をよむ~」で今回受賞された朗読を発表されます。朗読発表後に、山本淳子先生の講演「源氏物語の世界・Ⅲ~『源氏物語』の語りと和歌~や、雅楽師の東儀秀樹さんらがご出演の「源氏物語・Ⅳ~王朝の音色を楽しむ~」があり、今年のフォーラムは『源氏物語』一色です。当日はお越しいただけない方にも楽しんでいただけるように、YouTubeでライブ配信を行いますので、是非ご視聴ください。(後日でもYouTubeからご覧いただけます。) ※観覧のお申し込みは、既に締め切っております。 来年は最終審査会を行いたいと考えておりますので、来年も沢山のご応募をお待ちしております。

■受賞者と受賞音源

大賞:【一般部門】 北村 優美子(京都府) 課題作品:御法

大賞:【中学・高校生部門】 橋本 夏果(和歌山県・和歌山県立桐蔭高等学校 3年生) 課題作品:若紫

特別賞:文部科学大臣賞 當山 得美子(兵庫県) 課題作品:御法

特別賞:京都府知事賞 余田 順子(大阪府) 課題作品:桐壺

特別賞:京都市長賞 金尾 信子(大阪府) 課題作品:紅葉賀

特別賞:宇治市長賞 今井 悦子(京都府) 課題作品:御法

特別賞:京都商工会議所会頭賞 西澤 美子(大阪府) 課題作品:御法

特別賞:京都府高等学校文化連盟会長賞 田中 里奈(京都府・京都教育大学附属高校 2年生) 課題作品:御法

特別賞:古典の日推進委員会中学生奨励賞 古賀 美希(長崎県・長崎県立諫早高等学校附属中学校 2年生) 課題作品:初音

 

第12回古典の日朗読コンテスト 課題作品・審査員


■課題作品 【一般部門】【中学・高校生部門】共通 いずれか1作品を選択。 『新編日本古典文学全集(小学館刊)』 の以下の指定範囲を朗読のこと

①『桐壺』(源氏物語① P.21 L.9~P.23 L.8)
  範囲:その年の夏、御息所(みやすどころ)、~わりなく思ほしながらまかでさせたまふ。
②『若紫』(源氏物語① P.257 L.14~P.259 L.15)
  範囲:やうやう起きゐて見たまふに、~こよなきもの思ひの紛らはしなり。
③『紅葉賀』(源氏物語① P.329 L.2~P.331 L.2)
  範囲:例の、中将の君、~胸うちさわぎていみじくうれしきにも涙落ちぬ。
④『初音』(源氏物語③ P.143 L.8~P.145 L.10)
  範囲:春の殿(おとど)の御(お)前(まへ)、~げに千年(ちとせ)の春をかけて祝はんに、ことわりなる日なり。
⑤『御法』(源氏物語④ P.504 L.10~P.506 L.8)
  範囲:風すごく吹き出でたる夕暮に、~明けはつるほどに消えはてたまひぬ。

■審査員

■審査委員審査委員長  菊川 德之助 (演出家・元近畿大学舞台芸術教授)
審査委員   端田 宏三 (大阪放送劇団俳優・関西朗読家クラブ代表)
       中村 宏 (元NHKアナウンサー・「NHKラジオ深夜便」第2金曜日を担当)
       井上 恭子 (元日本海テレビアナウンサー・朗読、話し方講座講師)
       辻  ひろ子(元KBS京都アナウンサー・朗読講座講師)
       星野 祐美子 (フリーアナウンサー)
アドバイザー 山本 淳子 (平安文学研究者・京都先端科学大学教授)
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