平成23年度まで「京都国際観光客誘致推進協議会」として活動してきた事業を京都市から引き継ぎ、京都への外客誘致を積極的に進めてまいりましたが、2018年度から、本事業を京都市観光協会に移管し、引き続き共同して事業推進しています。

海外市場向けプロモーション

1) 現地で行われる旅行見本市(トレードショー)等への参加

 旅行見本市(トラベルショー:一般市民向けを含む)、商談会、セミナー等へ出展するとともに、現地有力エージェントへのセールスコールを実施し、京都観光のPR活動を実施します。

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2) 現地の有力旅行エージェント及び有力メディアへの京都観光情報の提供

  • 現地有力旅行エージェントへの京都観光情報の提供
     京都への観光客送客の視点から有力または効果的と思われる旅行エージェントに対し、パンフレット、マップ、ニュースレター等を配布し、京都向け旅行商品の造成、送客を促します。
  • 現地有力メディアへの京都観光情報の提供
     京都への観光客送客の視点から有力または効果的と思われるメディアに対し、京都への送客を促す取材要請等のセールス活動を実施するとともに、メディアからの取材要請や情報提供の求めに応じ、京都観光に関する情報提供等、必要な対応を実施します。


3) 現地の有力旅行エージェント及び有力メディアの招請

 現地有力旅行エージェントや有力メディアを京都へ招請し、京都の観光コンテンツを紹介するとともに、招請後は、京都向けの旅行商品の造成状況や送客状況を調査します。

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4) 京都市海外情報拠点の運営

 設置拠点:韓国(ソウル)、中国(上海)、中国(香港)、オーストラリア(シドニー)、アメリカ(NY)、台湾(台北)、フランス(パリ)、イギリス(ロンドン)、ドイツ(フランクフルト)、UAE(ドバイ)京都市の委託事業。世界10か所の「京都市海外情報拠点」を効率的かつ戦略的に活用し、各市場の特性に応じたきめの細かい誘致施策を実施します。 また、年に1度(4月)京都に全拠点担当者が集まり、京都の会員様、市民の皆様を対象とした市場説明会・相談会を開催します。

〈拠点の具体的業務〉
 現地での旅行事業者やメディアへの情報提供とマーケット情報の収集、継続的なセールス、旅行博出展、ファムトリップやメディアトリップの企画調整、現地見本市出展のサポート等。



5) 富裕層向けプロモーション

 富裕層向け旅行博(ILTM Asia、ILTM等)への出展、富裕層向けメディアや旅行事業者のファムトリップ等を通じ、「ラグジュアリーな旅行先」としての京都のブランド構築を進めます。

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6) その他

  • 阪神堺の四都市と連携し、香港・シンガポールなどの東南アジアの富裕層市場にアプローチします。
  • 近年、入洛客数の大幅な増加が見られる欧州においては、スペインやイタリア、ロシアなどの新興市場についてもメディアの受入等に協力し、一層の露出に努めます。

ウェブサイト・SNS運営

1) 外国人観光客向け公式ウェブサイト

「Kyoto.Travel」 www.kyoto.travel

 英語・フランス語・ドイツ語・スペイン語・イタリア語・繁体字・簡体字・ハングルで京都の全体的な情報、季節ごとのおすすめなどを発信しています。



2) Facebook、Twitterでの発信

アカウント名: VisitKyoto

 インターネット上で人と人とをつなぐツールとして世界中で利用されているFacebook、Twitterでも「VisitKyoto」として旬の情報を発信。Facebookでは発信開始後1年余りでファン数が約60,000人に達しました。

 また、Facebook利用率がアジアで最も高い台湾では、台湾拠点が「VisitKyoto TW」のアカウントで現地市場に特化した情報を提供中。中国版Twitterといわれる「微博」でも中国拠点が「京都魅力」のアカウントでPRを展開しています。

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外国人観光客宿泊施設向け24時間多言語コールセンター

 京都市が観光庁と進めてきた「観光立国・日本 京都拠点」共同プロジェクトのひとつとして昨年度行われた実証実験を当財団が引き継ぎ、さらに対象を拡大して実施するものです。

 宿泊施設における外国語対応をスムーズにするとともに、緊急時のサポート体制を整えることで、外国人観光客の京都観光における安心安全及び満足度の向上に寄与することを目的としています。


○利用イメージ

図1

海外のお客様との会話に不安を感じたら…

図2

コールセンターに電話していただき,通訳言語をお伝えください。

図3

オペレーターを通じての三者通話となりますので,受話器の受け渡しやスピーカーフォンなどの方法でお使いください。

〈これまでの利用例〉
●インターネットを利用できる? ●お風呂は部屋?大浴場? ●浴衣は着て行くの?
●延泊したい! ●夕食の内容を変更したい! ●部屋のカギを失くした!
●クレジットカードは使える? ●領収書が欲しい!


○対象業務
 宿泊施設・交通機関と外国人観光客との仲立ち(通訳業務)

○利用対象
 原則として京都市内の宿泊施設
 京都市交通局施設
 (案内所5施設、定期券発売所8施設、地下鉄駅31施設及び市バス営業所7施設の事務所)

○対応言語等
4カ国語(日本語、英語、中国語、韓国語)の24時間対応

コンテンツ研究

 海外観光客により満足度の高いサービスを提供することを目的に、伝統工芸等京都の誇るコンテンツに触れる会を月1回開催しています。京都の国際観光に携わる皆様であれば、どなたでもご参加いただけます(交通費等は実費負担)。

プロモーション用ツールの作成

 国際観光プロモーション担当では、以下のプロモーション用ツールを作成しております。会員の皆様にご提供もさせていただきますので、どうぞご相談ください(残部の状況により提供部数を調整させていただくことがあります)。

  1. 一般向けパンフレット「Kyoto Experience」
      言語:英語、フランス語、スペイン語、イタリア語、繁体字、簡体字、ハングル
  2. ラグジュアリー向けパンフレット
    言語:英語のみ
  3. マップ
    言語:日英併記、フランス語、繁体字、簡体字、ハングル